学生時代は頑張ってたけど、もう使わなくなったエレクトーンってありませんか?
立って演奏したり、激しいパフォーマンスで演奏したり、カジュアルなバンドでも大活躍の電子楽器・エレクトーン。
メジャーな楽器ですから、中古買取市場でも需要がある楽器の一つです。
だからこそ、もしも家に使わなくなったエレクトーンがあったら、買取査定で高い値段が付くことも十分に期待できます。
そこで、バンド仲間の友人が楽器店で買取査定の担当をしていたので、エレクトーン買取の相場と高く売るためのポイントを詳しく聞いてきました!
これから電子ピアノを買取に出そうと思っていたら、参考にしてみてください。
パッと読むための目次
エレクトーンと電子ピアノの違いとは?
エレクトーンの買取相場を解説させていただく前に、エレクトーンについて少しだけ解説します。
少しややこしいですが、実はエレクトーンは「楽器の種類」ではありません。
エレクトーンとは、ヤマハ株式会社が製造・販売する電子ピアノの「モデル名」で、ヤマハ株式会社の登録商標となります。
そのため、正確にいえばエレクトーンは、「ヤマハ株式会社の製造する電子ピアノのうちのひとつ」という分類に分けられます。
もしもご自宅にあるエレクトーンが「ヤマハ株式会社以外のモデル」だった場合は、エレクトーンではなく「電子ピアノ」に分類されるということを覚えておいてください。

ヤマハ株式会社は日本を代表する楽器メーカーのひとつ。
エレクトーンに限らず、金管楽器や弦楽器、打楽器などの製造・販売を行っています。
また、ヤマハはエレクトーン専門の音楽教室なども開催しており、エレクトーンの製造だけでなくプレイヤーの育成にも力を入れているのです。
エレクトーン買取の相場とは?
エレクトーンを中古買取査定に出したとき、その価格相場は新品購入価格の30%〜50%となることが多いです。
また、しっかりとメンテナンスをしていたり、買って間もない状態であれば、さらに高い値段が付く可能性もあるでしょう。
しかしながら、いざエレクトーンを売ろうと思っても、新品購入価格を覚えていなかったり、自分の持っている型番のエレクトーンがどれくらいの価格で販売されているのか具体的な値段がわからなかったり…不安に感じることもあるでしょう。
そこで次に、新品購入時の価格帯別に、ヤマハのエレクトーンの買取査定相場を見ていきましょう。
実際の買取価格とは前後することもございますことをご了承ください。
新品購入価格「40万円台以上〜」
新品購入価格40万円台以上のモデルは、プロ向けに販売されているモデルであることが多いです。
楽器店であっても、専門店でなければ取扱がない価格帯ともいえるでしょう。
ただし、その機能や演奏性は折り紙付きです。
40万円以上するエレクトーンは、そのままプロのミュージシャンがワールドツアーに持っていっても通用するほどに多彩な機能を備えているものも多いと言われています。
そして最近の高級エレクトーンは、ボーカロイドやDTM(デスクトップ・ミュージック)など高度な編集技術を必要とする音楽にも対応しています。
そのため高度な性能を備えたエレクトーンは、中古楽器市場だけではなく音楽市場でも需要があるともいえるのです。
- STAEGA ELS-02・・・280,000円
- STAGEA ELS-02 カスタム・・・500,000円
- ELC-02・・・220,000円
新品購入価格「10万円台〜30万円台」
新品購入価格が10万円台〜30万円台のモデルは、大人になってからエレクトーンを始める人や、プロのミュージシャン、またプロを目指す人や、エレクトーンの技術が上がってきた子どもさんなど、幅広い層から支持を集めているモデルです。
ヤマハなど多くの楽器メーカー・楽器店が主催しているエレクトーン教室では、演奏技術の向上とともに、エレクトーンの新しい機能を使いこなせるようなレッスンも行われます。
そのため、演奏技術が上がるとともに、音楽教室で使用するエレクトーンそのもののグレードも上がるのです。
ヤマハの作るエレクトーンは、たとえ最上級クラスのモデルでなくても、プロが問題なく使えるほどの高いクオリティを維持しています。だからこそ、アマチュアだけでなくプロからの厚い支持もあるのです。
- ELB-02・・・80,000円
- ELCU-M2・・・150,000円
- STAGEA ELB-02・・・90,000円
新品購入価格「〜9万円台以下」
新品購入価格が9万円以下のモデルは、ヤマハが作るエレクトーンの中では比較的安価で、エントリーモデルとも呼べるシリーズです。
しかしながら、良質な楽器を生み出し続けるヤマハのエントリーモデルは、決して安かろう悪かろうではありません。
確かに、高価格のモデルと比べるとその機能や拡張性に差はあるものの、搭載されているイコライザなどの機能は折り紙付きといえます。
安いからといって品質が劣るわけではなく、ただ単純に少ない機能にフォーカスしたモデルが多い、ということなのです。
たとえばエレクトーンを始めたばかりの人は、エレクトーンの全ての機能を使うわけではありません。
だからこそ、エレクトーンへの敷居を下げるという意味でも、エントリーモデルは中古楽器市場でも需要があるといえるでしょう。
エレクトーンの演奏者人口や、これからエレクトーンを始めようとしている人の母数は多いです。そのため、中古市場でも良質なヤマハのエレクトーンは需要も高いのです。
- ELB-01・・・20,000円
- ELB-01 mini・・・18,000円
- ELS-01・・・40,000円
エレクトーン査定の3つのポイント
①エレクトーンのブランド確認
まず1つ目は、もちろんですがエレクトーンのブランドを確認することです。
先述したように、ヤマハは世界的な楽器ブランドであり、世界でも需要のある楽器を多く生産しています。そのため、類似モデルやオマージュ製品なども多くあります。
「エレクトーン」として販売するには、メーカーがヤマハであることを確認できなくてはなりません。
そのため保証書などがあれば、より買取がスムーズに進むのです。
②ペダルやチェアなどの付属品の有無
2つ目は、ペダルやチェア(演奏用の椅子)などの付属品の有無です。
エレクトーンは初心者向けに「セット」として販売されていることもあり、そうしたセットにはすぐに始められるような付属品が付いてくることも多いです。
買い取ったあとですぐに販売できるかどうかも楽器店や買取業者にとっては重要なことなので、付属品の有無は買取の際の大きなポイントとなるでしょう。
③音や電源の動作確認
最後の3つ目は、音が出るかどうか、電源が入るかどうかといった動作確認です。
エレクトーンは生の楽器ではありませんから、電気系統に以上があれば楽器として使うことができません。
またエフェクト効果を使うときにしっかりとランプが点灯するかどうかなど、細かな部分を査定担当の人は見ています。
そのため、査定に出す前に一度は音を出してみるなどして、状態を把握しておくことが査定をスムーズに行うポイントといえるでしょう。
エレクトーンを少しでも高く売る方法
エレクトーンを少しでも高く売るには、ホコリをとったり、消せそうな跡や傷をなるべく奇麗にしておくことが大切です。
精密機器を買い取ったあとにクリーニングするには、それなりの時間とお金がかかってしまいます。
そのため楽器店や買取業者も、クリーニングが不要なくらい奇麗な状態の楽器には、高い買取価格をつけてくれることもあるのです。そのため、できる範囲でのメンテナンスをすることを忘れないようにしましょう。
また、エレクトーンを査定に出すときには、複数の楽器店や買取業者に査定をお願いすることもおすすめです。
楽器店ではその店の専門分野によって、買取価格が若干変動することもあります。
こういったことに気をつければ、エレクトーンをなるべく高く買い取ってもらうことも可能だといえるでしょう。
エレクトーン買取のおすすめは?
上記のポイントを踏まえた上で、エレクトーンを買取に出すときは、楽器買取専門の買取業者に出すようにしましょう。
楽器買取専門でない買取業者だと、価値をしっかりと判断できずに安く買いたたかれる可能性もありますので。
その中でもおすすめなのが、『奏屋』という楽器買取専門業者。
奏屋は、店頭買取だけでなく、自宅にいながらも出張して査定してくれる出張買取サービスがあるのでかなり便利!
査定するだけなら無料ですので、まずは無料査定で買取価格を聞いてみると良いですよ。