学生時代は頑張ってたけど、もう使わなくなった電子ピアノってありませんか?
本格的なピアノを置くスペースがなかったり、大きな音を出せない環境にいたりしても、快適にピアノの演奏を楽しむことができる電子ピアノ。
その便利な特性から、中古楽器市場でも需要が高い楽器の一つです。
電子ピアノは、バンドからオーケストラまで、様々な音楽志向に対応する楽器であるため、ほしいと思う人も多いのです。
だからこそ、もしも家に使っていない電子ピアノが眠っているのならば、買取査定に出すこともおすすめです。
そこで、バンド仲間の友人が楽器店で買取査定の担当をしていたので、電子ピアノ買取の相場と高く売るためのポイントを詳しく聞いてきました!
これから電子ピアノを買取に出そうと思っていたら、参考にしてみてください。
電子ピアノ買取の相場とは?
電子ピアノを中古買取査定してもらったときの価格相場は、新品購入価格のおよそ30%〜60%の間で推移します。楽器の状態が悪くても、電子系統がしっかりしていれば、今後も使ってもらうことができるからです。
種類やモデルにもよりますが、電子ピアノは決して安い買い物ではありません。
そのため、中古市場でも値崩れがしにくく、奇麗な状態であれば思うよりも高い査定結果になることもあります。
しかしながら、画期的な楽器である電子ピアノは、現在様々なメーカーから様々なグレードのものが発売されています。
あまりも種類が多いと、自分の持っている電子ピアノにどれくらいの値段が付くのかわかららないと感じることもあるでしょう。
次に、メーカー別の電子ピアノ買取価格の相場を紹介していきます。
電子ピアノの種類は多岐にわたっており、電子ピアノの年式や機能、グレードや経年具合によって、価格は上下します。
電子ピアノのメーカー別の相場
YAMAHA(ヤマハ)
ヤマハは、日本を代表する楽器メーカー。弦楽器から管楽器、そして鍵盤楽器まで、幅広いジャンルの楽器をこれまで世に送り出してきました。
その中でも特に、電子ピアノはヤマハが力を入れている楽器の一つ。電子ピアノの販売はもちろんですが、電子ピアノを勉強できる音楽教室にも力を入れています。
そんなヤマハが作る電子ピアノは、多くの種類があり、そのどれもが上質な電子ピアノだと言われています。
演奏するプレイヤーのことを第一に考えているため、数ある電子ピアノメーカーの中でも高い人気を誇っているのです。
なおかつ、低価格帯の求めやすいモデルから、プロ向けの凝ったモデルまで、その人の環境によって選ぶことができます。
そのため中古楽器市場でも、ヤマハの電子ピアノはとても人気のあるモデルといえるのです。
- CLP-675B・・・120,000円
- CLP-635B・・・60,000円
- CLP-685PE・・・180,000円
- CVP-705B・・・130,000円
KORG(コルグ)
コルグは、1963年から続く日本の電子楽器メーカー。
シンセサイザーを日本で初めて作ったほか、ギターをチューニングするためのチューナーや電子ピアノ、エレクトーンやエフェクターなど、新しい音楽シーンをリードしてきた楽器メーカーといえます。
コルグの主力商品である電子ピアノは、時代のニーズに合っていることで、様々なミュージシャンにも親しまれています。また所を取らずシンプルで近未来的なデザインによって、楽器店などに並んでいても目を惹きます。
コルグの電子ピアノは初心者向けのモデルも多くあり、比較的求めやすいものが多い印象です。電子ピアノをこれから始める人も、コルグを購入することが多いです。
また電子ピアノ市場でも支持が高いため、中古でもしっかりと値段が付く可能性が高いといえます。
もちろん価格に多少の上下はありますが、中の電子系統がしっかり動く状態であれば、買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
- HAVIAN 30・・・70,000円
- SP-280 WH・・・40,000円
- C1 AIR WA・・・30,000円
- B1 WH・・・18,000円
- B1 SP BK・・・20,000円
Roland(ローランド)
ローランドは、1972年に大阪市で創業された国内屈指の電子楽器メーカー。楽器の種類にかかわらず、革新的な製品や利便性に長けた楽器を製造してきました。
ローランドの最大の特徴は、打楽器系の電子楽器を広く展開していること。
打楽器系の電子楽器で評判の高いローランドの作る電子ピアノは、より直感的な操作ができることも大きな特徴の一つとされています。
ただしその反面で、木の質感を活かしたヴィンテージオルガン風の電子ピアノも多く販売しており、非常に多くの層から支持されるメーカーであるといえます。
そのため、世界各国のミュージシャンにも愛好者が多く、日本の楽器の高いクオリティや、プレイヤーファーストの仕上げを世界に広めているメーカーといえるでしょう。
ローランドの電子ピアノは多く流通しており、低価格帯からハイエンドのものまで幅広く販売されています。
だからこそ、使い込んだ状態の中古電子ピアノであっても中古市場での需要は高く、値段が付く可能性は高いといえるでしょう。
- HPi-6S-LCS・・・20,000円
- RP501W・・・15,000円
- KF-10-KW・・・120,000円
- HP508GP・・・25,000円
- HP603・・・40,000円
- HP605PE・・・60,000円
電子ピアノ査定の3つのポイント
①付属品がそろっているか?
1つ目は、電子ピアノを購入したときの付属品が全て揃っているかどうかということ。電子ピアノは、他の楽器に比べて付属品が多い楽器といえます。
たとえば、多くの場合電子ピアノを購入するときには専用のチェア(演奏用の椅子)が付いてきます。そのため新品購入価格は、チェア付きの価格として設定されている場合が多いのです。
もちろん、全て付属品がなければ買い取ってもらえない、という可能性は少ないです。
しかしながら、査定をする側は、新品購入時についていた付属品がどれくらいついているかということを見ている、ということを念頭においておきましょう。
②電子ピアノのサウンドの状態
2つ目は、電子ピアノのサウンドの状態です。
たしかに電子ピアノは生のピアノとは違い、音程の調律などは基本的に必要のない楽器。
しかしながら、電気信号によって音を奏でる仕組みですから、汚れやホコリなどが多い環境であれば、調子が狂ってしまうこともあるのです。
例えば、特定のキーの音が出なかったり、小さくなってしまったり。これは、電子ピアノでも十分に起こりうることといえるでしょう。
だからこそ買取を担当する人は、電子ピアノにどれくらいホコリがかぶっているかなどの状態を見ているのです。
③電気系統の状態
最後の3つ目は、電気系統の状態です。これは電子ピアノなど電子楽器特有の査定基準といえます。
たとえば、どれほど状態のよい電子ピアノであっても、電源と接続するアダプターが欠品していたり、接続部分が破損してしまっていれば、音を出すことすら困難になります。
買い取る側は、すぐに次のオーナー様に提供できる状態かどうか、ということを重点的に見ています。
そのため、電子ピアノを売るときの電気系統の状態は非常に重要なポイントとなるのです。
電子ピアノを少しでも高く売る方法
電子ピアノを少しでも高く売る方法は、
- サウンドや電気系統の状態のチェックする
- 付属品をつける
ということです。
ピアノを演奏したことがある人でなければ、なかなかサウンドのチェックは難しいかもしれません。
しかし、電源が正常に入るかどうかなどのチェックや、付属品を確認することは、ピアノの演奏経験とは関係なしにできることですよね。
電子ピアノを少しでも高く売りたいと思ったときには、そういう細かい部分をチェックするようにしましょう。
電子ピアノ買取のおすすめは?
上記のポイントを踏まえた上で、電子ピアノを買取に出すときは、楽器買取専門の買取業者に出すようにしましょう。
楽器買取専門でない買取業者だと、価値をしっかりと判断できずに安く買いたたかれる可能性もありますので。
その中でもおすすめなのが、『奏屋』という楽器買取専門業者。
奏屋は、店頭買取だけでなく、自宅にいながらも出張して査定してくれる出張買取サービスがあるのでかなり便利!
査定するだけなら無料ですので、まずは無料査定で買取価格を聞いてみると良いですよ。